『Endeavour/新米刑事モース』とお酒&歌:PBS公式クリップ「Endeavour, Season 2: Drink and Song in the Series」
ちょっと古いですが、米PBSが『Endeavour/新米刑事モース』シリーズ2放送後にupした舞台裏クリップ。
※S2全般のネタバレがあります。WOWOWでの日本放送までネタバレ回避の方はご注意ください。
クェーカー教徒の親に育てられ、お酒を飲まなかった(飲めないのではなく飲まない)Endeavourですが、プリクエル(Case1:華麗なる賭け)の検死解剖でバッターンと倒れ、上司DI Thursdayに「飲め!」と渡されたビールでお酒の味を覚えました(笑)
Endeavour、酒に目覚める!
ここからS2ネタバレ入ります
『Endeavour/刑事モース』シリーズ2での若モースとお酒
S1では主にビールを飲んでいたEndeavour。しかしS1E4でイロイロとストレスフルになり、S2では酒量がいっきに増えた挙句、強いお酒に手を出すように…
空の酒瓶でいっぱいのごみ箱。それを見て眉をひそめるDI Thursday。Pubでかっくらうのはビールではなくウィスキーなど。。。Endeavourの壊れ具合がそんなところにも表れています。
Oxford Mail編集長ドロシー(アビゲイル・ソウ)がウィスキーを飲むのは、当時のジャーナリストがウィスキーを愛飲した事実に基づいての事だそうで。
じぇ、ジェイクス?!とS2でビックリな事実が明かされる、Endeavourをいぢめるジェイクス先輩がパブでお酒をのむ目的は、女の子。
後半は歌について。聖歌隊で歌うEndeavour。ボコられたり凹んだりした時に彼を癒す大量のレコード。
実母が12歳で亡くなった後、実父は再婚。継母とのギスギスした生活の中で、音楽や詩はEndeavourの避難場所となっていた、と脚本家のラッセル・ルイスが解説。継母とEndeavourの仲が悪そうなのは、「S1E4:Home/Case5:家族の肖像」で垣間見えていました。
色のない世界に美しさを与えた歌。どれだけEndeavourがそれらのものに救われてきたかを考えると、プリクエルのあの事件がほんっとに切なくて切なくて(T-T)
とはいえ、S2でEndeavourは彼女をgetしてますし、美女を見ると必ず追いかける(視線と行動で)面もありますし、据え膳はしっかり平らげる健全な男子でもあります(笑)
自信過剰な生意気ワカゾーかと思えば、淋しさや心の傷をたくさん抱えてもおり、体力的には常にボコられ、凹みやすい繊細さも持つEndeavourって、かなり複雑な人物だなぁと思います。エピソードごとにいろんな面が出てきてとっても興味深く。
一見、相反するような素質をたんまり抱えてる姿が、それでも不自然に見えないのはShaunの演技力のすごさ。もちろん、原作+脚本+演出、スタッフや監督の技量の確かさも。