『Endeavour/刑事モース』シリーズ5第1話「Muse」UK放送。英iTunes Storeで購入可能
遂にイギリスで『Endeavour/刑事モース』S5F1「Muse」が放送となり、2月5日(月)よりイギリスiTunes Storeでシリーズ5(シーズン5)のデジタル配信が始まりました!!
以下、少しネタバレします。犯人の暴露はしませんが、簡単な粗筋を書いているので、日本放送またはDVD購入まで知りたくない方は回避してください。
S5F1「Muse」粗筋と簡単な感想
※ITVの動画@Vimeoは消滅しているためリンク削除(2022/05)
50年間失われていたインペリアルエッグが発見され、オックスフォードのロンズデール・コレッジでオークションが開催されることに。しかし、ある夜コレッジの屋根に不審な人影が現れ、屋上には一輪の紅いバラの花(有名な国際窃盗犯のサイン)が置かれていた。時を同じくして、銃弾を3発打込まれ、耳に金属製の杭をぶち込まれたボクサーの死体が発見される。さらに、オークションに関係する人物が2人、無残な姿で発見され、モースとサーズデイ警部補は彼らの繋がりと犯人の捜索に全力を注ぐ。モースが署に戻ると、見慣れぬ若い男性がモースの席を占領していた。彼は新人のジョージ・ファンシー巡査で、サーズデイ警部補はモースの下についてしっかり学ぶようにと彼らに告げる。「階級が上がったんだから部下を持って面倒を見るのも仕事」とサーズデイ警部補に言われ、モースは気が進まないままファンシー巡査と捜査を始める。しかし、ファンシー巡査は大音量で音楽をかけて張り込みをしたり、証拠品登録をすっかり忘れ去ったりしてモースを呆れさせた。
ロンズデール・コレッジは、モースが通っていたコレッジ(卒業試験を前に恋愛問題で学業に身が入らなかったモース。奨学生だったため試験を落として退学となった)。
いつもどおり、初っ端からキナ臭い臭いがプンプン。半世紀失われていたインペリアル・エッグが見つかった!と言っても、なんとなく「偽物じゃ?」と思ってしまったり。
そしてお約束どおり、怪しげな人が続々と出てきて、続々と死んで…そして最後は意外なところにアクロバット着地(意外と言いつつ、中盤でなんとなく犯人は読めました。読めなかったのは、その動機)。
「だが、殺人は殺人だ」
サーズデイ警部補のこの言葉がなんとも重く響く、犯人を凶行に走らせたその原因。
ええ、殺人は殺人。だけど、情状酌量の余地がありすぎる…
いつの間にか帰って来ていたジョアン。(あの後どうなった?!)
オックスフォードの街でたまたま再会したEndeavourとジョアン。彼女を気遣い見つめる若モースの眼差しがこのうえなく優しく、暖かく。
ねえ、引っ付かないの?そこの2人!多少クセは強いけれど、Endeavourはそれなりに包容力あるはずだけど?刑事が定時で家に帰ってこないのは慣れてるよね、ジョアン(反動で定刻帰宅を望むか?)
新しいテムズ・バレー警察署が完成間近となり、誰が残り、誰が異動するかなどで少々騒がしいカウリー署。さらに、シリーズ2で警察の腐敗を暴いてしまったEndeavourを良く思わない輩もまだまだ残っているような気配(「彼らは忘れはしないし、許しもしない」とはS4でのブライト警視正の言葉)。
そして、冒頭から「は?はい?あの?もしもし?」となったのが、若モースと、ストレンジの………。
な、ナニが起きたんでしょうか。あなた方。
私の英語耳では掴めなかった…
あ、忘れてました。コリン・デクスター氏のカメオ出演。彼はプリクエル(Pilot)からシリーズ4まで必ずどこかにカメオ出演していました。残念ながら2017年3月に永眠されたので、シリーズ5からはあの姿が見られないんだな~と残念に思っていたら。なんと、思わぬ-けれど適切な-形でしっかり第1話に!!
遅ればせながら、ご冥福をお祈りしております。
イギリスiTunes Storeでデジタル版販売スタート
ITVは、TV放送が終わってそれほど時間を置かずにデジタル版の配信をすることが分かっていたので、今朝はウズウズしながらiTunes Storeをこまめにチェック。
UK時間で月曜日になったら必ず出るだろうとの予想が的中して、日本時間2/5(月)午前9時を過ぎた時にはiTunes Store(UK)に「Endeavour Series 5」が登場していました!!!(7時半の段階ではまだ見当たらず、8時台はチェックする余裕がなく・笑)
[iTunes Store(UK)]Endeavour, Series 5 – Endeavour
iTunes Store(UK)では、1話ずつの購入と該当シリーズ全話+特典映像がセットになったシーズンパスでの購入ができます。
- Endeavour Series 5 シーズンパス
- HD(高画質):£10.99
- SD(標準画質):£7.99
- Endeavour エピソード毎購入
- HD(高画質):£2.49/Film
- SD(標準画質):£1.89/Film
※英語字幕はありません(もちろん、日本語音声・日本語字幕もありません)
シリーズ3までは本編映像のみでしたが、シリーズ4ではショーン・エヴァンスやロジャー・アラムへのインタビューや、撮影風景などのメイキング映像が何本か入っていたこともあり、全話観る予定ならシーズンパスがお勧め。また、シーズンパスなら1話ずつ買うよりも割安になります。
尚、S5F1「Muse」はHD版で2.85GB、SD版で1.09GBあるので、お手持ちのiPhoneやiPad/miniにダウンロードしてご覧になる際はストレージ残量のチェックをお忘れなく。
高解像度のiPadで観る場合は、HD版の方が細部まで綺麗な映像で観られます。iPhone6レベルなら、SD版でもそれほど辛くないです。PCで再生する場合は、やはりHD版の方が全画面表示にしても美しい映像が楽しめます。
Endeavour S5 UK版DVDは3/13(月)発売予定
iTunes Storeはちょっと…な場合は、第6話「Icarus」の放送翌日3/13(月)に「Endeavour Series 5」UK版DVDが発売となるので、それを入手するのが最短です。
Endeavour - Series 5 [DVD]
シリーズ1からシリーズ5全部入りUK版DVD-BOXも同時発売。
Endeavour Series 1-5 [DVD]
UK版はなぜかBlu-rayを販売してくれず、SD映像のDVDのみです。Blu-rayが出るのはUS版ですが、こちらはPBSでの米国放送が例年通りなら8月ぐらいと予想されるので、あと半年はお預けになる可能性大。
iTunes版は英語字幕がないので、私の耳では完全な理解は出来ておらず、予約済みのS5UK版DVDが届くのを待つばかり。
そして、来週はエジプト絡みの事件が起きるらしい「Cartouche」。
またまた楽しみです。
【追記】US版Blu-rayも出ました。
Masterpiece Mystery! : Endeavour, Season 5 Blu-ray